「ゆとり教育世代」の恐怖

「ゆとり教育」を受けて育った世代とこれまでの世代には、決定的な違いがある!

競争を知らない、精神的に弱い、基礎学力が劣るなどの特徴をもつ「ゆとり教育世代」が社会に出てくる。本書では、「ゆとり教育世代」の現実と可能性を探る。近未来の世代間闘争を占う1冊。


著者: 柘植智幸
出版社: PHP研究所
本体価格:952円

いつの時代も、「近頃の若いもんは・・・」とは古い世代の嘆きだ。だが、「ゆとり教育」を受けて育った世代とこれまでの世代には、決定的な違いがあると、若手の人財育成に力を発揮する著者はいう。

 学力の低下問題だけではない。温室育ちのため、精神的に脆いのが特徴であるらしい。これは企業社会では致命的である。にもかかわらず、採用現場では人手不足がこれから恒常化する。かくして人事担当者、中間管理職の嘆き節はますます大きくなる。

 でも、彼らにも言い分がある。社会保障などの社会のシステムや企業組織自体が、オールド世代に都合のよいようにつくられている。これは世代による搾取でもある。というわけで、彼らは社会や会社を見捨てる。

 若い世代を使いこなせない企業は、成長しないし、生き残ってもいけない。つまり、変わるべきなのは、企業側であり、オールド世代なのだということが本書のメッセージである。