2009年06月28日

『空海の思想について』 梅原猛

日本で知らない人はいない空海であるが、
いったい何を語ったのかといえば、これは非常に難しい。
この本を読んだからといってわかるとも限らないが、
梅原氏の肉声のコメントは非常にわかりやすい。

梅原氏はハイデッガーなど西洋哲学の研究から
哲学の道に入った人であるが、途中から仏教に目覚め、
仏教に関する多くの書を著している。

中でも梅原氏が空海の思想を好む理由は、
身体性の原理の肯定、世界の差異の肯定であるという。

西洋思想の持つ精神世界の一元論では、人間の肉体は
思想の上ではじゃまなものとされていたが、むしろ人間の
身体こそがわれわれのよりどころであり、だからこそ身体・
物質の存在を肯定するというのが空海の思想だそうだ。

アメリカ一国支配も崩壊し、西洋中心主義的な考え方では
立ち行かない昨今、空海の思想に将来の日本の活路を
見出せるかも知れない。

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著者: 梅原猛
出版社: 講談社
サイズ: 文庫
ページ数: 130p
発行年月: 1980年01月

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2009年06月25日

クーリエ・ジャポン

新聞業界の危機的状況は、日本よりもアメリカでより
深刻なようです。新聞の時代は終わったのか?
ジャーナリズムはどこへ行くのか?

今号の気になる美女はデズレー・ロジャース。
オバマ政権の社交担当だそうです。
とても50歳を超えているとは思えない美貌を
ぜひごらんください。

スペイン エルパイス誌による村上春樹の
インタビューも必見です。村上春樹自身が
翻訳を監修したそうです。日本のマスコミの
インタビューはまず受けない氏の肉声が
聞き取れます。

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出版社: 講談社
発売日: 2009年06月10日
サイズ: A4


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2009年06月23日

『資本主義崩壊の首謀者たち』 広瀬隆

アメリカ資本主義はいまや瓦解した・・・。

『危険な話』、『赤い盾』を書いた広瀬隆が
アメリカの政治経済の真相をあばく!
ということで期待して読んだのですが、
あまり専門的な視点ではありません。

政府がGMやクライスラーを実質国有化することを
資本主義の崩壊と言っているのですが、
経営破綻した金融機関や大企業を国有化する
ことは日本やドイツをはじめ、どの資本主義国家も
やっていることです。

リーマンブラザーズの破綻もユダヤ人脈を関連づけて
語ろうとしているのですが、破綻時のリーマンブラザーズ
CEOのファルド氏はヨーロッパのユダヤ金融ファミリーの
フルド家と関係があるかのように記述していながら
肝心のファルド氏のルーツを確認できていなかったり、
どうも事実の調査よりも著者の思いが先行して論を進めて
いるように思います。

『危険な話』で原発の危険性を主張したときも、専門家から
多数の反論を受け、最近は原発についての論評を聞きません。

作家なので、自由な視点で書かれているのかな。
今日は遅いので、この辺にしておきます。

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著者: 広瀬隆
出版社: 集英社
サイズ: 新書
ページ数: 238p
発行年月: 2009年04月

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2009年06月09日

『昭和史発掘』 1巻 松本清張

田中義一の陸軍機密費問題、石田検事の怪死事件、
朴烈大逆事件など、昭和史に埋もれた事件を
松本清張が膨大な取材を元に解説した書。
他に芥川龍之介の死、部落問題を訴えた北原二等卒の
直訴を取り上げる。

私自身歴史に明るいほうだと自認していたが、初めて知る
事件が多かった。当時は新聞などにセンセーショナルに
取り上げられながら、歴史の闇に触れる部分が多いため
秘匿され埋もれていった事件ばかりである。

昭和という時代を考える上で、ぜひお勧めしたい一冊である。
一冊といわず、全9冊通読いただきたい。

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著者: 松本清張
出版社: 文藝春秋
サイズ: 文庫
ページ数: 417p
発行年月: 2005年03月

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2009年06月07日

『一勝九敗』 柳井正

いわずと知れたユニクロ創業者・柳井正氏の本が
文庫になってお求め安くなりました。

父親の事業の紳士服販売店を受け継ぎ、郊外型
カジュアルウェアチェーンに変貌させ、日本中を
まきこんだフリースブームを引き起こすまでを
経営者自らの言葉でつづられています。

いまだに躍進を続けるユニクロと柳井氏の原点が
わかる一冊です。

表題の「一勝九敗」とは、新しいことへの挑戦には
つねに失敗がつきまとうということ。また成功の中に
失敗の種が潜んでいるということ。

大切なのは、失敗してもすぐにそれを認めて方向転換
することです。

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著者: 柳井正
出版社: 新潮社
サイズ: 文庫
ページ数: 274p
発行年月: 2006年04月

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2009年06月04日

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ

フツーのサラリーマンが、突然40日間マグロ漁船に乗る
よう上司から言われたら・・・。
そんな稀有な業務命令を実際に体験した著者が、
海の男・マグロ猟師たちから学んだことをありのまま
つづっています。

「もしマグロが取れなかったらと思うと不安じゃないですか?」
「縄を張って5時間もなにもせずに待っているなんて
いやになってきませんか?」
「漁師って本当にすごいですね。それに比べて、私には人よりも
できることがほとんどなくて・・・」

この本の面白いところは、筆者が実にストレートに疑問を
漁師たちにぶつけているところです。
漁師たちの本音の答えから、思うとおりにならない自然を
相手にして生計をたてている彼らの深い知恵が伝わってきます。

体験談としても面白いですが、100年に一度といわれる不確実な
時代の今、ビジネスでも大いに参考になるポイントがあると思います。

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著者: 齊藤正明
出版社: 毎日コミュニケ-ションズ
サイズ: 新書
ページ数: 199p
発行年月: 2009年02月

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2009年05月27日

クーリエ・ジャポン

付録のDVDにショートフィルムが収録されていますが、
「ウエストバンク・ストーリー」、傑作です!!
余計な説明をするより、見てもらいたい!

あと、ゲイのカップルを両親に持つ5歳の少女、スタッサも
必見です。美しい家族の風景が、そこにはあります。
スタッサがこの上ない美少女です。

店頭に残っているうちにぜひご覧ください。

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出版社: 講談社
発売日: 2009年05月09日
サイズ: A4


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