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2006年04月29日

1円起業

新会社法関連の本をいろいろ読みましたが、これが一番
おすすめ
です。

法務局に出す書類の写しばっかり掲載されて、眠くなりそうな
ものや、図解してあるのはいいけどかえってわかりずらいもの
がありますが、これは平易な文章で書かれているし、IT事業
経営Aさんの場合、というような実例を挙げながら説明している
ので、わかりやすいです。

新会社法が施行されて何ができるのか、どんな考えで会社を
設立すればいいのか、これを読めばよくわかります。
LLPっていうのはキューティー鈴木が所属していた団体のこと
かと思ったら違うんですね。

というわけで、この本は「経営者はこれを読むべし」にも掲載
いたしました。

出版社 祥伝社
著 者 大橋周治
税込価格 1,365円(本体1,300円+税)


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11分間

ガルシア=マルケスに挫折してからラテン系文学はなんとなく
避けてきました。この「11分間」が平積みしてあったので、ふと
手にとって見ると、主人公は娼婦。作者の写真を見ると、いかにも
遊んでそうなオヤジの顔。これなら読破できるかもしれない、と
読み始めました。

読んでいるうちに、この前読んだ「インストール」を思い出しました。
ただ、あの小説の主人公は風俗嬢の代わりにチャットをするだけ
でしたが、この小説の主人公は娼婦。なので、さらに進化した
ステージへと登りつめていきます。
娼婦の生活の描写だけではストーリーが平坦になりがちですが、
さまざまな人々との出会いを絡めたり、日記の独白で主人公の
内面に帰ったり、視点が変わるので飽きが来ません。
主人公がついに・・・・・をむかえるところでは、数々の起伏の末、
クライマックスに達した感があり、ここちよい読みごこちでした。

この本を読み終わった後、あなたの恋人やパートナーに会いたく
なったとしたら、この本をお勧めした喜びを感じます。

・・・と、きれいめな紹介文を書きましたが、性的描写は半端じゃ
ないですから、心して読んでくださいよ!

出版社 角川書店
著 者 パウロ・コエーリョ 旦敬介
税込価格 700円(本体667円+税)

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2006年04月22日

ダ・ヴィンチ・コード

はやり物は苦手なのですが、親愛なるK氏がすすめるので
読みました。話の展開にはなっとくのいかない部分があります
が、謎解きはよく考えられているし、歴史的事実を符号するよう
作られていて、感嘆します。バティカンをはじめ、実在の団体を
登場させているので、よく文句をいわれないなぁという部分も
あります。

特筆すべきは、キリスト教、特にマグダラのマリアについての新
解釈でしょう。「モナリザ」や「最後の晩餐」に秘められた謎を解き
明かすうちに、これまで知らなかったキリスト教の裏の歴史が
見えてきます。なんで聖書に娼婦が出てくるのかなぁという長年
いだいていた疑問が氷解するのはちょっとした快感でした。

出版社 角川書店
著 者 ダン・ブラウン 越前敏弥
税込価格 580円(本体552円+税)

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2006年04月13日

インストール

句読点の使い方などは今っぽい文章ですが、無駄がなく文章のうまさ
は漱石、向田邦子に通じるものがあると感じました。
なにより、読み終わったあと暖かい気持ちになれたのがうれしかったです。

男性読者の感想としては、女性は本当に恐ろしいと思いました。
あんまり話すと内容がわかっちゃうので、この辺で。
短いのですぐ読めます。がんばれば立ち読みでも読み終えられるかも。
あ、でも買ってくださいね。綿矢りささんの手書きのPOPで宣伝中です。

出版社 河出書房新社
著 者 綿矢りさ
税込価格 399円(本体380円+税)


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2006年04月09日

財務省支配の復活

悪化する一方の財政問題。日本政府はその対策を持っているのか?
インフレと増税がこれからの日本を襲うのではないか?

この問題を追い続けている著者が、渾身の思いで書き上げた一冊です。
一連の小泉改革は結局財務省を始めとした官僚の権力拡大を招いただけ
なのではないか?財政改善のために財務省は故意にインフレを起こし、
ツケを国民に押し付けるのではないか?とこの本は警告しています。

ある財務省関係者は、インフレを起こしたところで日本経済にマイナスに
なるから、その様なことは決して財務省はしない、と言っていました。

一人の市民として感じるのは、お金偏重の世の中になってしまって、
育児や介護、家事、すべてにお金が必要になったことが、われわれが
将来に不安を覚え、生活が厳しいと感じる一番の原因なのではないか、
と思います。
昔はこどもが近所で遊んでいても誰か見ていてくれたり、いそうろうみたい
なのが、食事の世話をしてもらう代わりに家事を手伝ったり、お金に現れない
労働が地域社会を支えていたのではないか、と思います。お金偏重主義
になってしまって、お金に現れない労働は価値がない、お金を稼がないヤツ
は価値がない、とみなされる風潮が蔓延しているのではないでしょうか?
社会構造のとして、貨幣に価値が偏在するより、もっとバーター取引的な経済
依存関係があったほうが経済が活性化するのではないか、と思います。

これからの日本に不安を覚える人は、ぜひ読むべき本です。

出版社 光文社
著 者 五十嵐文彦
税込価格 1,000円(本体952円+税)


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クーリエ・ジャポン

個人的に応援している雑誌、クーリエ・ジャポン
今回は私の好きな中国がテーマです。中国の影響力が世界中で急速に
拡大している様子が、そのあおりを食らっている各国のメディアから浮かび
あがっていて、非常にリアルです。
土曜日の昨日、新宿のさくらやに行ったのですが、客は中国人の方が多い
のではないか?と思うくらい店内を中国語が飛び交っていました。中国の
影響力拡大を肌で感じてきました。

徐静蕾のブログも「中国の眞鍋かをり」として紹介されてました。
中国語のわかる方はどうぞ。彼女は映画の撮影で忙しいようです。

チェチェンの少女が何十人も原因不明の奇病に悩まされているという記事
も気になります。民族紛争の続くチェチェンで、ある村の学校の女生徒や
女性の先生ばかり、何十人も呼吸困難、発作、激しい頭痛を訴える。
その原因は・・・。

KISSのジーン・シモンズがビジネスで成功している、という記事も小ネタ
で笑えました。

講談社
毎月第1・第3木曜日発売
定価:480円

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水煮西遊記

われわれ日本人は西遊記を知りません。一方中国人はみなよく知っています。

最近ドラマにもなりましたが、日本人が知っている西遊記はよかれあしかれ、
だいたい創作が入っています。私が最初に見た西遊記といえば、堺正章の
ドラマだったり、アニメの「悟空の大冒険」や、ドリフの人形劇(いかりや長介
が三蔵法師で『ニンニキニキニキ』とかやってました)などです。
一方中国の人は、日本人が桃太郎のあらすじをみんな知っているのと同じ
ように、西遊記の内容を熟知しています。

この本の著者は「水煮三国志」を書いた人ですが、西遊記の話を原作どおり
追いながら、唐僧三蔵、孫悟空、猪八戒、沙悟浄の4人が、それぞれ違った
タイプの人格を代表しており、天竺へ向かう「取経チーム」の中で重要な役割
を果たしていることを解説します。西遊記という小説の奥深さを、改めて教えて
くれるとともに、あなたのビジネスや生活にヒントを与えてくれると思います。

子どもながらに、「西遊記って働いてるのは悟空だけじゃん。八戒とか沙悟浄
っていなくてもいいんじゃない?」と思っていた方は多いと思います。
この本を読めば、その疑問が間違っていたことがわかりますよ。

出版社 日本能率協会マネジメントセンター
著 者 成君憶 呉常春 泉京鹿
税込価格 1,680円(本体1,600円+税)


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