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2006年05月30日

首相支配 〜日本政治の変貌

自民党総裁選の泡沫候補に過ぎなかった小泉純一郎が
なぜこんなに権力を持った総理大臣になったのか?
宇野さんあたりから、日本の首相はコロコロ変わって
日本の政治はやっぱり官僚主導だと言われてきましたが、
小泉さんはそのイメージを一変させました。
しかし、そんな状況を「小泉が強いのではない」とこの本は
喝破します。じゃあ、何が強いのか。
90年代前半の細川内閣成立からの日本政治の変遷に
沿って、小泉首相がなぜこれだけのリーダーシップを持つに
至ったかが、わかりやすい言葉で解説されています。

出版社 中央公論新社
著 者 竹中治堅
税込価格 882円(本体840円+税)


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2006年05月23日

『娼年』石田衣良

最近「エッチな奥様があなたを選びました」などというメールが
よく私のところにも来ます。
迷惑メールのネタになるほど、「体を売る」っていうのは男性に
とってそそられる世界なのでしょう。この小説はそんな幻想を
体験させてくれます。

平凡な少年がふとしたことで秘密クラブを運営する女性と出会い、
”娼夫”としての道を歩んでいく。さまざまな女性との出会いを通
じて少年は女性の欲望の奥深さを知る。いや〜エッチですね。

「体を売る」という行為は、多くの女性にとってそれは確実に
選択肢として存在しますが、男性にとってはやっぱり幻想に
過ぎません。この前読んだ『11分間』と主人公の選択する道が
微妙に異なってくるのは、そんなところに原因があるように
思います。

石田衣良さんの文章はとても描写が巧緻でおしゃれです。
私の気に入ったフレーズは、本書の104ページの最後で、
共感したフレーズは140ページから141ページにかけての
一節です。興味のある方はぜひ本書を手に取ってください。
ウチの店で手に取られた方は、ついでに買ってください。

出版社 集英社
著 者 石田衣良
税込価格 420円(本体400円+税)

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2006年05月20日

『邪悪な花鳥風月』岩井志麻子

作者はテレビでもお見かけするので、どんな本をお書きになるのか
興味がありました。才色兼備の女流作家がウィークリーマンションに
カンヅメになって小説を書き始めるのですが、若い担当者の三浦くん
に男性としての魅力を感じていて、なにやら期待しているという内容。
テレビで拝見する作者のどぎついキャラクターとあいまって、かなりな
まなましい展開です。また、書き始める小説も、隣のマンションの住人
を主人公にしているのですが、設定がどんどん複雑になっていき、
感情移入も出来ぬまま、出口のない迷宮に迷い込んだような感覚に
おそわれました。「花鳥風月」になぞられた4編の連作になっています
が、とりわけ「」の作品はキテます。かなりぶっとんだ世界が広がり、
家畜人ヤプーかと思いました。

「花鳥風月」を題材にどこまで不気味な作品を描けるか、作者の意気込み
が感じられます。

出版社 集英社
著 者 岩井志麻子
税込価格 440円(本体419円+税)


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2006年05月16日

『団塊の世代「黄金の十年」が始まる』堺屋太一

高齢化社会を悲観的にとらえる論調が多い中、団塊の世代の定年、
退職を新たな消費スタイルの誕生と捉える画期的な書です。

2007年から3年間にわたる団塊の世代の定年退職によって、これ
まで都市に集中していた雇用がベッドタウンに移り、消費も同様に
分散される、とこの本は予言しています。この時代の変化を読み取った
企業は、この10年確実に成長する、と言えます。

終身雇用制はどうなるのか、少子化問題の解決方法は、といった
課題にも、明確な回答を提示されています。

著者はいわずと知れた『団塊の世代』という言葉の生みの親、堺屋
太一氏。『団塊の世代』の中で警告した社会問題が、80年代、90
年代と的中していますから、この本も説得力があります。『黄金の十年』
だけに、ごていねいに表紙の文字も金色です。

出版社 発行所=文藝春秋
著 者 堺屋太一
税込価格 1,680円(本体1,600円+税)


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2006年05月14日

芸能証券

今回は本の感想ではありません。
芸能人の話題性を株価に見立てて記録する「芸能証券」というサイトがあります。
たとえばこんな感じ↓

宮崎あおい<2001>
芸能証券 宮崎あおい

ブログ検索エンジンを活用して算出しているので、なんとなく
信憑性があります。上場市場にもランクがあり、上の宮崎あおい
さんは芸証二部です。がんばれ!
ブログの趣旨に反した書き込みですが、情報考学Passion For the Futureを見て、あんまり面白いので
のせてしまいました。サイトを見たい人はこちらです。

芸能証券 - 芸能トレンドポータル


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『風の歌を聴け』村上春樹

村上春樹がノーベル賞を取るかも、という話を聞いて、
先取りして読んでみました。むか〜し「ノルウェイの森」と
「羊をめぐる冒険」は読んだことがありましたが、読んでい
るとついつい引き込まれる世界です。主人公は名前も持
たないくせに、文中にあふれる圧倒的な固有名詞の数々。
そこにひそむアメリカ。電車の中でこの本を読みながら、
ふと顔を見上げると、駅のホームで電車を待つ大勢の人の
顔、顔、顔。普段見慣れた光景ですが、それがひどく無機質
で気持ちの悪い物に映りました。

村上春樹の第一作です。村上春樹をじっくり読んでみたい人
は必ず押さえるべき作品ですし、試しに読んでみたい人にも
おすすめです。

出版社 講談社
著 者 村上春樹
税込価格 400円(本体381円+税)


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2006年05月11日

花より男子

蒼穹の昴の次に花男はないんじゃないかといわれますが、
これは私にとっては立派な「中国つながり」なんですよ。
昨年日本版のドラマも放映されましたが、やはり台湾版「流星花園」を
見ていただきたい!よくF4のイメージにあった俳優を見つけてきたもの
だと思います。

そもそもこのマンガを買ったきっかけは、ある友人(女性)が最近はまって
いるといって、「流星花園」のDVDを全セット貸してくれたこと。中国語の
勉強がてらと思って見始めたら、夫婦そろってはまってしまい、夜中の2時まで
見る始末(だって24話もあるんだもん)。とうとう原作まで買ってしまいました。
誤解を招かないために付け加えると、DVDはもちろん字幕付で見ました。
そこまで中国語は理解できません。

あ、ぜんぜん本の宣伝になってないですね。でもいまさら私が言うまでもなく、
大人気のコミックシリーズです。写真は24巻。ニセ道明寺編です。

出版社 集英社
著 者 神尾葉子
税込価格 410円(本体390円+税)


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2006年05月10日

『蒼穹の昴』浅田次郎

中国清朝末期を舞台にした大河巨編です。赤貧の少年春児(チュンル)が
占い師の予言を信じて都に上り、権力の座に上り詰めていく物語ですが、
西太后李鴻章と言った実在の人物が登場し、史実を踏まえながら物語が
展開するのが、歴史ファンにはたまりません。物語自体はフィクションですが、
それを感じさせない重厚な時代考証となされています。人物描写も、登場人物
ひとりひとりが魅力的に描かれています。

近年躍進を見せる中国ですが、100年以上前にも多くの優秀な若者たちが、
中国の近代化に生涯を賭け、夢破れていった悲劇的な姿がこの小説には
描かれています。中国の長い雌伏の時間が、今の中国の発展の背景にある
ことを思えば、まさに時を得て書かれた小説だと言えます。

中国迷(マニア)としてひとこと。
登場人物の名前に中国語読みのルビがつけられているのが、イイ!!
他の時代小説には見られない、秀逸な演出です。「りこうしょう」って呼ぶより
「リーホンチャン」って呼んだほうが、強そうでしょ?
わかってもらえませんかね?

出版社 講談社
著 者 浅田次郎
税込価格 620円(本体590円+税)


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2006年05月07日

グーグル完全活用本

Googleはビジネスの必須アイテムです!
ということで、この本はビジネス書のカテゴリーに入れました。

私もGoogleはただの検索にしか使っていませんでした。
でも、Googleの使い方次第では、文例集もパワーポイントの
テンプレートも手に入る!グルメ情報もリサーチできる!
これは使わない手はありません。
この本は文庫版なので、電車の中で読むのも苦になりません。
会社にも持ってきやすいし、通勤途中に読んで職場ですぐ実践!
ということも簡単ですよ!

とにかく使ってみないとわからない!!私も今日からポータル
サイトはグーグルにします!

出版社 三笠書房
著 者 創藝舎
税込価格 630円(本体600円+税)


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99・9%は仮説

世の中で常識と思われていることは、ほとんど「仮説」
に過ぎない、というのがこの本の趣旨です。飛行機で
旅行することが当たり前の世の中ですが、実はその
飛ぶ原理も仮説にすぎないそうです。この本を読めば
いかに自分があやふやなものを確実と思い込んで生
きているのか、いやというほどわかります。

最近おとなになりすぎてしまって、物事を当たり前と思
って疑わなくなってしまいました。子どものころは、この
世界の全てが幻想で、自分が死んで自分の思考が停止
したら、全て無になってしまうんではないか?なんてこと
を考えたこともあったんですが・・・。この本を読んで、人生
を始めたばっかりのころは持っていたのに、今は失って
しまったものを、少しばかり思い出しました。

副書名 思いこみで判断しないための考え方
出版社 光文社
著 者 竹内薫
税込価格 735円(本体700円+税)


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2006年05月03日

クーリエ・ジャポン

まずこのブログでも取り上げた「ダ・ヴィンチ・コード」
キリスト教国ではだいぶ反対運動が盛んだそうです。
アメリカとロシアの若者の間で、右翼的動きがそれぞれ
活発化しているという記事も興味深いです。

ただ、今号で一番のオススメ記事「世にも不思議な
世界の離島」
。アメリカ兵を崇拝する奇妙な宗教を信奉
する島をはじめ、幽霊の棲む島、コモドオオトカゲのいる
コモド島などさまざまな離島が紹介されています。
うれしいのはちゃんと行き方の案内まであるところ。
親切です。


あと、巻末には「水煮西遊記」の元の「水煮魚」の記事もあります。
どんな料理か見てみたい方はぜひ買ってみてください。

講談社
毎月第1・第3木曜日発売
定価:480円

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