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2006年07月29日

はじめの一歩を踏み出そう

『7つの習慣』をおさえて、アメリカ成長企業500社のCEOが
No.1に選んだビジネス書です。

パイを焼くのが好きで自分の店を開いたサラ。しかし目の前の
仕事に追われる毎日。信じられる従業員もなく、なぜ起業の
道を選んだのか自問する毎日。そんなサラに著者がコンサル
ティングをはじめる形で物語は始まります。
あなたは自分の経営する会社に振り回されてばかりではない
でしょうか?それとも従業員にまかせっきりにしてしまっては
いないでしょうか?どちらも経営者が陥りやすいわなです。

この本を読めば、そんな陥穽に落ちることはありません。
すでに会社を経営している人、これから立ち上げたいと思って
いる人にぜひ読んでいただきたいです。

出版社 世界文化社
著 者 マイケル・E.ガーバー 原田喜浩
税込価格 1,470円(本体1,400円+税)


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2006年07月28日

ブッダは、なぜ子を捨てたか

手塚治虫の『ブッダ』に、初めてのわが子を胸に微笑む妻に向かって、
血相を変えて怒り出すシッダールタが描かれています。
彼は「この子は私の修行にとって障害にすぎない。ラーフラ(障害、悪魔)
と名づけよう」と言います。この行動は私にとっても長年の謎でした。

この本は、その「ブッダの子捨て」を正面から取り上げた好著です。
ブッダに人間的な解釈を挑み、とりわけブッダの人生をインド独立の父
ガンディーの人生に比較する試みは、古代から連綿と連なるインドの社会
背景を映し出して非常に興味深いです。

表題の「ブッダはなぜ子を捨てたか」という問いかけは、この本を読んだか
らと言って答えが出るほど簡単なものではありませんが、自らの宗教を
よく知るのには、よい機会になるでしょう。

出版社 集英社
著 者 山折哲雄
税込価格 714円(本体680円+税)


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2006年07月15日

フェルマーの最終定理

Xのn乗+Yのn乗=Zのn乗 nが2より上の場合、この方程式の解はない。
この1行の式の証明が、350年もの間どんな数学者にも解けない問題として
語り継がれてきました。しかし、ついに1995年、一人のイギリス人数学者の
手によって証明されます
この本はこの「フェルマーの最終定理」が証明されるまでのドキュメントです。
数学の知識がなくても、数学者一人一人が一個の人間として生々しく描写されて
いるので、たとえあなたがハクション大魔王でも読み物として十分楽しめます。
フェルマーだけではなく、ピタゴラスやガウス、ガロアといった英雄たちも登場。
谷山=志村予想に関連して日本人も登場します。
日本人から優秀な数学者が輩出されているのに驚かされます。こういう人たちの
存在をもっと学校で教えてもいいんじゃないでしょうか?

出版社 新潮社
著 者 サイモン・シン 青木薫
税込価格 820円(本体781円+税)

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2006年07月11日

『採用の超プロが教えるできる人できない人』安田佳生

「千円札は拾うな。」でおなじみ、ワイキューブの安田佳生さん
の本です。
最近二人の別の方から、この本を薦められました。読んでる方は
けっこう多いのかもしれません。人材採用のプロが明かす、できる
人材を活用するノウハウです。
内容的には共感できました。なかでもケッサクはプロ野球選手
「古田とカツノリ」を例にした例え話です。
なぜカツノリは古田になれなかったのか?
(あ、過去形にしちゃまずいか。楽天でがんばってるもんなぁ。)
この問いかけに、この本のエッセンスが隠されています。

出版社 サンマーク出版
著 者 安田佳生
税込価格 530円(本体505円+税)

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クーリエ・ジャポン

上海協力機構というサミットをごぞんじだろうか。
中国、ロシア、カザフスタンといった加盟国に加え、
インドやイランがオブザーバーとして参加している
首脳会議である。そうそうたる面々に驚かされるが、
日本のメディアではあまりとりあげられない。

私も商社の友人に教えられるまで、この会議の存在を
知らなかったのですが、今回のクーリエ・ジャポンには
しっかり記事が掲載されています。すごい!


日本を未明から震撼させた北朝鮮のテポドン発射ですが、
発射される前に書かれた、韓国「時事ジャーナル」の記事が
いち早く今号に載っています。
北朝鮮のミサイル騒動が、アメリカ政府の保守強硬派の
防衛予算確保をめぐる動きと呼応しているという視点。
さらにアメリカの本当の「敵」についても示唆しています。

ついつい小さい記事の紹介ばかりしてしまいましたが、
特集のほうも、ロシアの復興劇や世界各国の未婚化
現象とオススメの内容ばかりです。

講談社
毎月第1・第3木曜日発売
定価:480円

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2006年07月01日

『眠れる美女』川端康成

ごぞんじ川端康成先生の作品に、こんな話があるとは知りませんでした。
すでにおとこでなくなった老人たちが通う宿。そこでは美しいきむすめ
眠らされたまま全裸で横たわる。眠っているため言葉を交わすこともでき
ない。ただ目で観賞し、手で触れるだけ・・・。そんな異常な設定ですが、
読んでいるうちにそれを異常と感じなくなっていくのが恐ろしいです。
終わり方が唐突な印象がありますが、巻末の三島由紀夫の解説を読む
とその意味がわかります。
男はいつまでも自分勝手に夢を描き、女はその夢の対象になりながら、
そんな男の思いは記憶にも残さないものなのでしょうか。
川端康成がこれを記したのが主人公の年齢に近い61歳の時。
その12年後に自死しています。この小説を読んで、当時の彼が時代の
暗部を見つめながら何を想っていたか、少しわかるような気がしました。

出版社 新潮社
著 者 川端康成
税込価格 420円(本体400円+税)

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