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2006年12月29日

あなたも、3秒でお客がつかめる。

米誌タイムの今年の人に「あなた」が選ばれる時代。
メールマガジンやSNS、ブログで普通の人が情報発信することが
あたりまえになってきました(私もそのひとり)

この本の著者はプロのコピーライターですが、ここに書かれている
テクニックは、普通の人である「あなた」にとっても、非常に使えるアイデア
が満載です。

たとえば、
「健康になる、いい方法」
「あなたが、健康になるためのいい方法」

どちらが心をグッとつかむコピーでしょうか?

出版社 大和出版(文京区)
著 者 荻野浩一朗
税込価格 1,575円(本体1,500円+税)


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2006年12月22日

クーリエ・ジャポン

今年読んだ中で最高のルポルタージュではないかと思いました。
ハマス幹部の”二人の妻”が見せた葛藤」

イギリスのサンデータイムズマガジンの女性記者が、ハマス幹部の
家庭に取材のために滞在する。彼には20年前に結婚した妻の他に、
2年前に結婚したもう一人の妻がいた。プライドをぶつけ合う二人の妻
をよそに、二人をうまくコントロールしているとうそぶき笑う夫。
しかし、その夫が12名ほどのイスラエル兵に、ある晩突然拉致されてしまう。

イスラムを語る時に必ず出てくるキーワードである、一夫多妻制とテロ
リズム。イギリス人記者の体を張った取材によって、イスラムの社会で
生活する人の真の姿が見えてきます。続きが読みたいです。

イギリス東部の海上に浮かぶヘリポートに陣取って、「独立国家」を
宣言したおっさんの話も笑えます。その名もシーランド公国
ジオン公国を彷彿とさせます。代を息子に譲っていまだに「独立」を
保っているというから、なかなかしたたかです。

メインの特集はエコ・ライフ。表紙の写真はあまり美しくないですが、
中は世界各地のロハスな生活風景が並んでいます。

講談社
毎月第1・第3木曜日発売
特別定価:550円

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2006年12月20日

『白夜』 ドストエフスキー

たまには文豪の作品でも読もうかな〜と思ったけれども、
大作を読破する度胸がないので、この白夜を読みました。
わずか100ページあまり。これなら読めます。

孤独な青年が少女に出会って身の上話を聞くうちに、
だんだんお互いに好意を持ち・・・という話ですが、
ふたりともセリフのまどろっこしいことこの上ないです。
今の時代ありえない恋愛ものではあります。が、
恋に落ちた者の逡巡、夢想、情熱がみずみずしく
描かれているのはさすがです。「罪と罰」の重い
苦しいイメージとは違った、ドストエフスキーの魅力が
楽しめます。


出版社 角川書店
著 者 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー 小沼文彦
税込価格 294円(本体280円+税)


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2006年12月16日

『重力ピエロ』 伊坂幸太郎

記憶力が必要な小説です。ミステリには伏線が
つきものですが、この小説の伏線の多さはハンパじゃありません。

伊坂ワールド、と呼ぶにふさわしい独特の世界が広がっています。
いたずら心に富んだ会話がちりばめられ、登場人物も秘密ありげ
語り手である主人公ですら、信じてはいけません。

主人公・泉水の家族は父と亡くなった母に弟の春の4人。春の出生には、
ある「事件」が関わっています。そんな主人公の周辺で連続放火事件
発生します。放火現場には謎のグラフィティアート、すなわち落書きが
残されています。果たして、その落書きが意味するものとは・・・。

緻密に組み立てられた構成と独創的な設定。
ファンが急増中なのもうなずけます。

出版社 新潮社
著 者 伊坂幸太郎
税込価格 660円(本体629円+税)


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2006年12月14日

『インテリジェンス 武器なき戦争』 手嶋龍一 佐藤優

外交上の情報戦についての対談ですが、ビジネスにも通じるものを
感じます。とはいえ、あちらは国家の存亡をかけているのに対し、
こちらはせいぜい金儲け。比べるのがおこがましいほどレベルが
違いますが・・・。

考え方を変えれば、国家間の情報戦に比べれば、ビジネス上の
情報戦や、男女間の情報戦もかわいいもの。参考にすれば、
百戦錬磨になれるかも。

内容はムネオ事件で起訴休職中ですが、もともと凄腕の外交官
である佐藤氏と、「ウルトラダラー」の著者手嶋氏が、情報戦という
獣道についてコワイ対談をエンエンと繰り広げるもの。湾岸戦争や大韓航空機など
マスコミの報道ではわからない視点や事実がワンサと出てきます。

大きな案件をものにできるかどうか、大トラブルを収集できるかどうか。
自分の社会人生命をかけるような修羅場に立たされたとき、あなたを
救うのは本書のいうところの「薄っぺらい論理」に違いありません。
上司、彼女、世の中の悪など、何かと戦っている方は必読です。

出版社 幻冬舎
著 者 手嶋龍一 佐藤優
税込価格 777円(本体740円+税)


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2006年12月10日

『剣客商売 1』池波正太郎

池波正太郎、初めて読みましたがやはり面白いです。
すでに隠居したかつての剣豪秋山小兵衛とその息子
大治郎がいろいろ事件を解決していく物語。
またこの小兵衛が二十歳にもならない下女の娘を
妻にしてしまって、いちゃいちゃしまくる、いいキャラクター
です。一方息子の大治郎は真面目一徹。女性とは
まったく縁がありません。
食べ物の描写が緻密なのもちまたの評判どおり。
読むとねぎの味噌汁が飲みたくなります。

出版社 新潮社
著 者 池波正太郎
税込価格 580円(本体552円+税)


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2006年12月07日

『墨攻 1〜8』 森秀樹 酒見賢一

中国戦国時代に実在した戦闘集団「墨家」をモチーフにした
コミック。「後宮小説」の酒見賢一氏の小説が原作です。

個人的には前半部分の方が好きです。趙の大軍から城を守る
ために一人奮闘する墨家・革離。設定が明快で、展開のテンポ
がよく、革離が知略で敵に立ち向かう様がいきいきと描かれて
います。

後半は登場人物も増え、孤軍奮闘感はなくなります。女が出て
くるのもどうかと。森秀樹さんの描く女性は清純な中にも色気
あり、魅力的なのですが。

アンディ・ラウ(劉徳華)主演で映画をやるそうです。多分前半
をやるのだと思います。これを映像で見れるとなると興味が
わきます。

出版社 小学館
著 者 酒見賢一 久保田千太郎 森秀樹
税込価格 610円(本体581円+税)


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2006年12月01日

『ニッポン、ほんとに格差社会?』 池上彰

「日本では貧富の格差が拡大している」「日本は世界一の貿易大国
郵政民営化は先進国ならどこだってやっている」などなど、一般的に
日本について言われている事を、池上彰さんがあらためてデータを元に
その真偽を検証した本。「週刊こどもニュース」のお父さん役だけあって、
わかりやすくまとめて書いてあります。テーマごとに章に分かれているので
読んでいて疲れません。
この本を読んで、政治家や知識人の主張を一度根底から疑ってみるのも
必要ではないでしょうか。

出版社 小学館
著 者 池上彰
税込価格 1,470円(本体1,400円+税)


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