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2007年02月23日

『人脈の教科書』 藤巻幸夫

仮に何もかも失ったとしても、最後まで残るのは「人脈」という
財産ではないでしょうか。
伊勢丹のカリスマバイヤーとして名を馳せ、現在はセブン&アイ
生活デザイン研究所の代表取締役社長を務める藤巻幸夫氏が
自分が人脈作りをしたノウハウを赤裸々に明かす一冊。
洗練されたセンスを持つ藤巻氏の本だけあって、装丁もおしゃれです。

どこの組織に属するかよりも、個々の能力が問われる時代。
私の友人でもちょっと目端の利いた人間は人脈を生かしてキャリア
アップしています。あなたも人脈を作る力を磨いて、もっと刺激的な
人生を生きてみてはいかがでしょうか。

出版社 インデックス・コミュニケーションズ
著 者 藤巻幸夫
税込価格 1,575円(本体1,500円+税)


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2007年02月20日

『食がわかれば世界経済がわかる』

イギリスの産業革命や日本の近代化を農業の視点から
切り込んでいます。
産業の近代化というとこれまで工業にばかり着目されて
きましたが、実は農業の比重が大きいというのが近年
歴史家から指摘されており、ヨーロッパの近代化も新大陸
の発見(ヨーロッパからみれば)による農業生産の拡大が
大きな要因だとか。
ところどころに官僚らしいスノビッシュなうんちくがちりばめ
られていますが、まっとうなことをおっしゃってます。

日本食大事にしなければいけません。

出版社 文藝春秋
著 者 榊原英資
税込価格 1,300円(本体1,238円+税)


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2007年02月18日

『ひとり日和』青山七恵

芥川賞選考委員の石原慎太郎さんと村上龍さんが絶賛したと
いう今回の受賞作です。読んでみましたが、すばらしい!!
文章自体は余分な力をいれずにごく自然に読み流せるのですが、
時計で刻んだように話が精緻に構成されていて、読んでいて心地
よさを感じます。
20歳の知寿さんが71歳の吟子さんのところに居候をして、春から
冬までの一年間を過ごす中でのさまざまな出来事を描いています。
知寿さんと吟子さん、二人で一緒に暮らしているのに、時間の流れ方
がまったく違うのには思わず微笑んでしまいます。
ひとり日和」という表題と、ストーリーと、登場人物と、物語の舞台と、
本に付いているピンクのひものしおりまで、すべてがとても調和が取れて
いて、完成度が高いな、と感じさせられました。

そういう本は最近はあまりないですが、この本はどの世代の人にも
「これは面白いよ」とすすめられます。

出版社 河出書房新社
著 者 青山七恵
税込価格 1,260円(本体1,200円+税)
発行年月 2007年2月


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2007年02月16日

クーリエ・ジャポン

特集「中流(オレたち)に明日はない」ではイギリス、ドイツ、アメリカ
で起きている、中流階級の転落が取り上げられ、格差社会が世界的
な潮流であることうかがわせます。背景にはグローバリゼーションに
よる旧共産圏や中国、インドの市場経済参入があるのでしょう。
これから人生設計を立て、子育てをするものにとっては暗澹とさせられ
ます。
サルコジというひとくせありそうな顔をした政治家が、フランスの大統領
になろうとしており、今回のクーリエ・ジャポンもかなりの紙面をサルコジ
に割いています。フランスの知識人が政治家への指示を明言する姿は
日本との違いを見せ付けられる思いです。
ロシアとトルコでジャーナリストが殺される事件が起きましたが、それでも
言論の自由を守るために活動し続ける人たちの記事も載っています。

こうしてみると、今回は重い記事が多いですね。軽い話題はといえば、
アカデミー賞にノミネートされた菊地凛子さんの顔は、この号で初めて
拝みました。

講談社
毎月第1・第3木曜日発売
特別定価:550円

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2007年02月14日

『野分ノ灘 居眠り磐音江戸双紙』 佐伯泰英

時代劇につきもののオヤジっぽいエロ描写がまったくありません。
全編にさわやかな空気が流れています。藩主が一介の浪士と談笑
したり、男女の会話もなんとなく対等。身分制や男尊女卑の暗い
影が薄く、ともすると時代考証に疑問を感じるほど現代的です。

九州の小藩の家老の家に生まれた主人公磐音が、守旧派を破り
藩政改革を達成するも、自ら犠牲になって藩を離れ、江戸で町人の
ような暮らしに身をやつす、と波乱万丈な物語。20弾目をいきなり
読んだ形になりましたが、自然に話に入り込めました。

すすめてくれた双葉社の担当者さん、ありがとう。

出版社 双葉社
著 者 佐伯泰英
税込価格 680円(本体648円+税)


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2007年02月11日

稀代のテルミン奏者 やの雪さんのコンサート

私は「稀代のテルミン奏者」どころか、凡庸なテルミン奏者にも
会ったことはありません。

たまたまちょっと変わったコンサートのチラシを手に入れました。
テルミン奏者やの雪さん、3月16日(金)東京文化会館小ホール
だそうです。
テルミンとはロシアの科学者が作った世界初の電子楽器で、
「ひゅー」という独特な音色が特徴です。恐怖映画の効果音など
によく使われるそうですが、私はフランス映画「デリカテッセン」で
初めてその存在を知りました。
楽器としては無名に近い存在ですが、プロの演奏家の方がいら
っしゃるとは驚きです。聞いてみたいけど、金曜だから仕事が
あるなぁ。うーん。


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2007年02月06日

大奥 第1巻・第2巻

ただ単に女を男に変えただけのパロディかと思ったらとんでもないです。
ストーリーが綿密に組み立てられていて、時代考証もしっかりしてます。

物語は江戸時代の中興を築いた吉宗(なぜか女。しかも処女)が
登場するあたりから始まりますが、途中から舞台は大奥を作ったといわれる
春日局にまでさかのぼります。
三代将軍徳川家光の育ての母として実権を握った春日局(ここまでは史実どおり)
が、なぜ男ばかりの大奥を作るにいたったか。ヒューマニズムを排した
物語展開は、人の命や尊厳が今よりも軽かった時代の人々の哀楽を
迫真の筆致で描き出しています。

こんなコミックを描くよしながふみさんって他にどんな作品があるんだろう、
読んでみようかなと思って調べてみたらBL系作品ばかり・・・。
もともとそっちの人だったんですね。ドラマにもなった「西洋骨董洋菓子店」
も書いていらっしゃいます。

BL系ってなに?っていうかたはこちら

出版社 白泉社
著 者 よしながふみ
税込価格 620円(本体590円+税)
発行年月 2006年11月


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2007年02月04日

レバレッジ・リーディング

「本ほど安い自己投資はない」と本屋にとってはうれしい
ことを書いていらっしゃいます。
なぜビジネス書を「多読」する必要があるのか、なぜそれが
安い自己投資になるのか、教えてくれています。
私の場合、ビジネス書を読んだあと「いいことが書いてあったな」
と思っても、どうしても内容を忘れてしまいがち
この本には、なかなかいい対処法が書いてありました。
どんな対処法かは、ここではヒミツです。
知りたい方はブックスタマの店頭にお越しください。

出版社 東洋経済新報社
著 者 本田直之
税込価格 1,523円(本体1,450円+税)


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2007年02月01日

イヴの七人の娘たち

ヨーロッパ人の遺伝子情報をたどると、95%は7人の女性
共通の先祖としている・・・。そんなロマンあふれる事実を
実証するまでの軌跡を、実証した科学者自ら書き下ろした
本です。
日本人の95%は9人の共通の母親を持つそうです。
私はよく「お前の顔は日本人じゃない」と言われるので、
一度自分の祖先がどこから来たのか調べてみたいと
思っています。アメリカの黒人のセレブの間では、自分の
ルーツを調べるのがブームだとか。遺伝子でそこまで探れる
なんて、すごい世の中になったものです。

発行所=ヴィレッジブックス 発売所=ソニー・マガジンズ
著 者 ブライアン・サイクス 大野晶子
税込価格 861円(本体820円+税)

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