『野分ノ灘 居眠り磐音江戸双紙』 佐伯泰英
時代劇につきもののオヤジっぽいエロ描写がまったくありません。
全編にさわやかな空気が流れています。藩主が一介の浪士と談笑
したり、男女の会話もなんとなく対等。身分制や男尊女卑の暗い
影が薄く、ともすると時代考証に疑問を感じるほど現代的です。
九州の小藩の家老の家に生まれた主人公磐音が、守旧派を破り
藩政改革を達成するも、自ら犠牲になって藩を離れ、江戸で町人の
ような暮らしに身をやつす、と波乱万丈な物語。20弾目をいきなり
読んだ形になりましたが、自然に話に入り込めました。
すすめてくれた双葉社の担当者さん、ありがとう。

