« 2007年02月 | メイン | 2007年04月 »

2007年03月30日

リクルートのDNA

リクルートの創業者、江副浩正氏が自らリクルートについて
語った本。
USENの宇野康秀氏や楽天野球団の島田亨氏など、
リクルート出身者で経済界で活躍している経営者は数多い。
直接彼らがリクルートにいた時のことにこの本は触れていないが
江副氏が何を考えてリクルートを運営していたか語っていく中に
なぜリクルートが数々の経営者を生み出していったかが見えてくる。

豊田英二氏や松下幸之助氏、中内功氏など名だたる経営者たち
との交流にも触れられていて、興味深い。

改めて企業の「社会への貢献」について考えさせられた一冊であった。

出版社 角川書店
著 者 江副浩正
税込価格 720円(本体686円+税)

楽天ブックスへ

↓ランキングサイト登録中。この記事を気に入ったら1日ワンクリックしてください
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

にほんブログ村 本ブログへ

2007年03月29日

コピー用紙の裏は使うな!

最近インパクト芸人ならぬ「インパクトタイトル」の本が
多い気がします。題名を見るとおやっと思うのですが、
手にとって読んでみるとそれほどの内容でなかったり。
でも、この本は実践的な内容も含んでいます。
企業のコスト削減で常識的に言われている事柄を
改めて問い直し、社員が楽しみながらコスト削減を
実現するにはどうするか、具体的な方法まで示して
くれています。芸人にたとえればインパクトで目をひき
ながら、ネタもねられているにしおかすみこ、といった
ところでしょうか。

コスト一覧表や1時間あたりの人件費はさっそくわが社
でもまとめてみようと思います。

出版社 朝日新聞社
著 者 村井哲之
税込価格 756円(本体720円+税)

楽天ブックスへ

↓ランキングサイト登録中。この記事を気に入ったら1日ワンクリックしてください
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

にほんブログ村 本ブログへ

2007年03月25日

『日本の競争戦略』 マイケル・ポーター

ハーバードビジネススクールの泰斗、マイケル・ポーターが
日本政府と日本企業の進むべき戦略を語ります。
すでに7年前の本になりますが、彼の指摘する日本の問題点
は未だ改善されていないように思います。

ほんの20年前は日本の経済的優位性はゆるぎないものでした。
その成功の要因のひとつが「日本的経営」である、と言われて
きました。終身雇用制、先行的な技術投資、大蔵省・通産省
による戦略的な産業育成・・・。しかし、ほんとうにこれらが日本の
成長の要因だったのか、とポーターは鋭く疑問を投げかけます。

10年の歳月をかけた、日本の各産業に関する重厚な調査が、
主張を説得力のあるものにしています。国際的競争力を獲得するに
至った成功産業と、そうでない失敗産業に分けて分析されている
のですが、失敗産業の典型として、なぜかチョコレート産業
やりだまにあげられています。

日本はチョコレートの大生産国でありながら、日本のメーカーは類似の
商品で国内市場をあふれさせるばかりで、海外進出をする競争力はない
とポーター氏は断じています。うーん、アメリカ人から言わせると
日本のチョコはまずいんですかね?確かに昔ながらのチョコの味って
カカオの含有量が少なそうですが、子供のころから食べてると、
あれがおいしいって思っちゃうんだけどな。私のこうした嗜好も、日本の
非効率な産業構造のなせる業のようです。

冗談はさておき、日本の企業研究というととかく自動車や集積回路、
家電製品などごく一部の産業が取り上げられがちです。本書はさまざまな
産業を幅広く俯瞰して、日本の問題点を的確に指摘しており、ビジネスに
携わるものにとっては必読の書です。

あ、こんなのも日本の成功産業なんだ、って発見もありますよ。

出版社 ダイヤモンド社
著 者 マイケル・E.ポーター 竹内弘高
税込価格 2,520円(本体2,400円+税)

楽天ブックスへ

↓ランキングサイト登録中。この記事を気に入ったら1日ワンクリックしてください
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

にほんブログ村 本ブログへ

2007年03月22日

広開土王の素顔

5月から放送開始されるぺ・ヨンジュン主演のドラマ
「太王四神記」はこの広開土王を主人公にしています。
広開土王は朝鮮半島の古代国家高句麗の最盛期を
築いた王で、日本では昔は好太王と読んでいました。

歴史の時間に「好太王碑」というのを習いましたが、
それによると「日本が攻めてきたので好太王が戦って
勝利した」と書いてあるそうです。これが古代大和朝廷が
朝鮮半島の一部を「支配」していた証拠である、と
教わったものです。子供心に「そんな時代に、まだ
日本全土を支配してもいない大和朝廷が、朝鮮支配
なんてできたのかな」と思っていましたが、やはり
その説は現在いろいろ物議をかもし出しているようです。

全般的には硬い内容ですが、大和朝廷の朝鮮支配
というちょっと微妙な問題にも、歴史学の視点から
はっきりと触れられていて、私としては積年の疑問が
少し晴れた思いがしました。
ファンの方には残念ですが、ヨンさまは出てきません。

出版社 文藝春秋
著 者 武光誠
税込価格 550円(本体524円+税)

楽天ブックスへ


↓ランキングサイト登録中。この記事を気に入ったら1日ワンクリックしてください
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

にほんブログ村 本ブログへ

2007年03月14日

書店ほどたのしい商売はない

ついに、あの書源の上村社長が本を上梓されました。
商品知識と選別眼では業界随一の方です。
書店人は必見!実際に書源さんが従業員の方に
提出させているレポートがそのまま掲載されています。
まるで大学の試験のようなレベルの高さ。商売を超えて
アカデミズムの域まで達しています。
売上スリップ(会計していない本にはさまっている紙切れ)
を使った売れ筋管理など、「ここまで教えてもらって
いいの?」という内容が満載です。

ここまで宣伝したら書店業界じゃない人も興味を示して
くれるかしら?かなりニッチな市場を狙った本です。

出版社 日本エディタースクール出版部
著 者 上村卓夫
税込価格 1,575円(本体1,500円+税)

楽天ブックスへ


↓ランキングサイト登録中。この記事を気に入ったら1日ワンクリックしてください
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

にほんブログ村 本ブログへ

2007年03月11日

チーム・キットカットのきっと勝つマーケティング

「キットカットできっと勝つ」なんてダジャレでどうして
こんなに成功したんだろう、と思っていたらとんでもない。
実はそこには消費者のシリアスな気持ちにダイレクトに
訴える、画期的なマーケティング戦略があったのです。

キットカットが受験生をターゲットにした販促キャンペーンを
実施してから、試験のお守りとしてキットカットはすっかり
定着しました。受験生の1/4はキットカットを持っている
という調査結果もあるほどです。このキットカットの成功に
追随して、ウカールとかきっちり通るとかさまざまな
「ダジャレ商品」が登場しましたが、キットカットのような成功
には程遠い結果に終わっています。

この本ではキットカットのキャンペーンの仕掛け人
である著者自らが、惜しげもなくその成功の秘訣を
語っています。既存の概念にとらわれず、消費者の
思いに正面から向き合う姿勢が見て取れます。

アイデアこそ全て。この言葉の本当の意味が
この本を読まれた方にはお分かりになるでしょう。

出版社 ダイヤモンド社
著 者 関橋英作
税込価格 1,575円(本体1,500円+税)

楽天ブックスへ


↓ランキングサイト登録中。この記事を気に入ったら1日ワンクリックしてください
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

にほんブログ村 本ブログへ

2007年03月07日

『よりよく生きるということ 』 エーリッヒ・フロム

『自由からの逃走』で著名なエーリッヒ・フロムの遺稿の
翻訳です。
王様も殿様もいないから本質的に自分のことは自由に
決められるはずの私たちですが、実際は多くの束縛に
苦しめられています。束縛するものとは会社であったり、
ご近所さんたちであったり、マスコミであるかも知れません。

ナチスの支配から逃れてアメリカに亡命し、ナチスの
権威主義を分析した『自由からの逃走』をあらわした
偉大な思想家である著者が、かなり実践的に生き方の
指針
を記しているのにはちょっと意外な印象を受けました。
「ひとつのことを志すこと」「気づくこと」「自己分析」など
日々の生活の中で実践すべきことを解説しています。

まやかしの精神分析がもてはやされる昨今、こういう本が
もっと読まれてもいいかもしれません。

出版社 第三文明社
著 者 エーリッヒ・フロム 小此木啓吾 堀江宗正
税込価格 1,890円(本体1,800円+税)

楽天ブックスへ


↓ランキングサイト登録中。この記事を気に入ったら1日ワンクリックしてください
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

にほんブログ村 本ブログへ

2007年03月04日

『 V字回復の経営』 三枝匡

あなたは会社を変えられますか

社員ひとりひとりを見ると中には優秀な人もいるのに、
いつまでも問題が解決されない。
トップは危機感を訴えているのに、現場はしらけきっている。
目標は達成されなくて当たり前。
組織や人事はしょっちゅう変わる。

もし心当たりがあるようでしたら、この本を読むことを
お勧めします。あなたが経営者であっても、サラリーマンで
あっても、必ず得るところがあるでしょう。

わたしも、しばらくこの本を持ち歩くことにしました。

出版社 日本経済新聞出版社
著 者 三枝匡
税込価格 840円(本体800円+税)

楽天ブックスへ

↓ランキングサイト登録中。この記事を気に入ったら1日ワンクリックしてください
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

にほんブログ村 本ブログへ