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2007年04月28日

『流星ワゴン』 重松清

父と子はいつからわかりあえなくなってしまうのだろうか。

失業し、家庭も崩壊して、「もう死んでもいいや」と思っている主人公の
前に一台のワゴンが停まる。そこに乗っていたのは自動車事故で5年前に
なくなった父親と子供だった。「あなたのたいせつな場所につれていって
あげます」と誘われるままにワゴンに乗り、家庭が崩壊する分かれ道となった
過去の場面へと連れて行かれるが、このままではまずいとわかっていながら、
何もすることができない。

だれしも、子供のころは無条件に父親が好きだったのに、思春期になると
たいてい父親とは反発するか、疎遠になるのではないでしょうか。
作者自身「父親になったからこの作品が書けた」とコメントしていますが、
父であり、子である人は誰しも身につまされるところが多い小説だと
思います。

出版社 講談社
著 者 重松清
税込価格 730円(本体695円+税)

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2007年04月25日

テクノ

テクノラティプロフィール

2007年04月24日

進化しすぎた脳

>−<
<−>
よく錯覚の実験でこんな線を見せられて、ほんとは同じ長さなのに
下の方が長く見える、なんてやりましたよね。
でも、なぜそもそも「目の錯覚」なんて奇妙なものがあるのか
考えたことはあるでしょうか?錯覚なんて無い方が物の長さが
正確に把握できて、いいですよね?

大脳生理学を専門とする著者が、そんな疑問も説明してくれます。
時間が経つと記憶があいまいになってしまったり、主観で物の
見え方が変わってしまったり、一見不完全に見える人間の脳の特徴が、
実は人間の知性を作りあげる上で重要な役割をしていることに
驚かされます。久しぶりにかしこくなる本を読んだなぁ。

出版社 講談社
著 者 池谷裕二
税込価格 1,050円(本体1,000円+税)

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2007年04月19日

『採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長』 安田佳生

「社長が100人いたら94人は会社をつぶしてしまう」
会社を伸ばしている社長の特徴は必ずしも同じではありませんが、
会社をつぶしてしまった社長の特徴はだいたい共通するそうです。
あなたの会社は大丈夫ですか?(って言う前に自分の心配をしろよ)

採用について考えていた時だったので、つい衝動買いしてしまいました。
以前に同じ著者の「採用の超プロが教える仕事のできる人できない人」
を紹介しましたが、本書は経営者の資質に的を絞って書かれています。
前作を読んで、彼の主張に感銘を覚えた人ならば、間違いなくこの本は
読む価値があります。
「人は育てるものではない。教育にお金をかけるより、いい人材をとる
ことにお金をかけるべきだ」うーむ。よくここまで言い切ったものです。

出版社 サンマーク出版
著 者 安田佳生
税込価格 570円(本体543円+税)

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2007年04月14日

劇的ワンペーパー

表題に惹かれて衝動買いしてしまいました。
この企画を通そう、と思って気合を入れて資料を
作るとついつい余計なことまで書いてしまいがち。
見やすい、わかりやすいワンペーパーにまとめる
秘訣を簡潔に書いてくれています。
事例も交えて実践的。著者は大学でパワーポイント
の使い方の授業をやっているそうで、パワポでプレ
ゼン資料を作ろうという人にもおすすめです。

出版社 光文社
著 者 中野雅至
税込価格 1,000円(本体952円+税)

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2007年04月10日

『再生巨流』 楡周平

大手運輸会社勤務の主人公が突然新規事業担当部長に任じられた。
しかし、それは態のいい左遷通告に過ぎなかった。与えられた期限である
1年間のうちに、4億円の年商規模の新規事業を立ち上げることを命ぜられる
主人公。はたして彼はこの難題をどう切り抜けるのか。
小説にもかかわらず、かなりリアルな事業計画で読み応え十分です。
事業を営む身からするとけっこう考えさせられる部分も多く、息抜きには
なりませんでした。ふー。

出版社 新潮社
著 者 楡周平
税込価格 1,785円(本体1,700円+税)

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2007年04月07日

だれが信長を殺したのか

織田信長が家臣の明智光秀に打たれたのが本能寺の変
ですが、なぜ明智光秀が叛意を抱いたのかは歴史の
されています。さまざまな俗説のある中で、非現実的な
伝承を振り払い、歴史的真実を追究したのが本書といえます。

本を薦める立場なのにこんなことを言ってもなんですが、
かなり上級者向けの内容です。どのぐらい上級かといえば、
惟任日向守(これとうひゅうがのかみ)」と聞いて誰のことか
ピンとくるとか、三好康長と聞いて「ああ、康長ね」と軽くいな
せるくらいでなければこの本を読んでも眠くなるだけです。

しかしながら、明智光秀が謀叛を起こした理由について述べ
られた諸説に通暁し、信長公記をはじめとする古文書までも
読み解きながら、本能寺の変の真相に迫る筆致は非常に
説得力があります。歴史ファンなら、「あーこいつが黒幕だった
んだ」とうなずくことしきりでしょう。

出版社 PHP研究所
著 者 桐野作人
税込価格 798円(本体760円+税)

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