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2007年06月27日

『ピアノの森』 一色まこと

絵もストーリーも美しいコミックです。
小さいころからピアノの英才教育を受けてきた少年、雨宮修平が、
田舎の町に引っ越してきて、一ノ瀬海という少年に出会うところから
物語が始まります。
海はホステスの母と二人暮しで、とてもピアノの教育を受けられる
環境ではありません。そんな彼がなぜか森の中にあるピアノをすば
らしい音色でかなでることができるのです。修平は海が弾くピアノの
ドキドキする音色に魅了されますが、不思議なことに彼がそのピアノ
を弾いても音がなりません。二人は徐々に友情を育んで生きますが
・・・・。
少年だった彼らが大人になって、さらに物語は続きます。
クラシックを題材にした物語ですが、堅苦しくなく、愛情に満ちた
ストーリー展開です。

個人的には、一色まことさんは、少年ジャンプに新人として入選された
時から記憶に残っています。美しいキャラクター描写は当時から完成
されてました。確か「愛してるといってくれ」という題だったと思いましたが、
作品自体は公開されているんでしょうか?ジャンプには掲載して
いなかったと思います。

出版社 講談社
著 者 一色まこと
税込価格 540円(本体514円+税)

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2007年06月18日

闇金ウシジマくん

ウシジマくんはトイチ(10日で1割)の金利でお金を
融資する、昔ながらのヤミ金融業者。今日も社会の
底辺の人々が彼の元にお金を借りに来ます。

10日で1割といったら2、3ヶ月もしたら借金が倍に
膨れ上がるレート。こんなので商売していたらもうかって
しかたがないだろうな、と思いますが、そうもいかない
ウシジマくんのつらい事情も描かれています。

やんちゃな年頃のお子さんをお持ちの親御さんは
「そんなことをやっているとウシジマくんのエジキ
なっちゃうよ!」と、教育の材料に使えます。
ただし、相当過激な内容なので取り扱いには注意を
してください。

出版社 小学館
著 者 真鍋昌平
税込価格 530円(本体505円+税)

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2007年06月15日

クーリエ・ジャポン 女たちのイラク戦争

NYタイムズマガジンの「女たちのイラク戦争」、衝撃でした。
イラク戦争に従軍した女性たちが写真つきで登場し、戦争の
体験を語るものです。セクハラ、レイプ、PTSDなどなど。
故郷に帰った彼女らは未だに心の傷に悩まされ、孤立しています。
軍が誇りある職場であるアメリカで起きている現実は、日本にとっても
無縁ではありません。「防衛庁」が「防衛省」になり、首相が憲法
改正を口にしている昨今、日本も近い将来彼女らと同じ悩みを
抱えるかもしれません。

自殺は日本の伝統文化か・・・。アメリカ人ジャーナリストの記事
「自殺大国ニッポンをゆく」も秀逸です。自殺サイトやエヴァンゲリオン
などよくこんなところまで、と思うほど取材が徹底していますし、
「日本は電車に飛び込み自殺をした人がいても車掌が事務的に
『人身事故のためダイヤが乱れた』とお詫びするだけで、「自殺」
ではなく「事故」と記録される」という視点は、「人身事故」に
慣れきっている私にとっては新鮮でした。

ワシントンの駅で超一流バイオリニストがストリートパフォーマーの
振りをして演奏して、誰がそれに気づくか、という高尚なんだか
くだらないんだかわからない記事もあります。

月刊化でさらに充実した紙面をぜひご一読ください。

講談社
毎月第1木曜日発売
定価:580円

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2007年06月12日

灯台 七月号

「本好きの子供を育てるブックリスト」特集で、
ブックスタマが取り上げられました
当ブログ「ブックスタマ社長の自腹読書日記」と
福生店で開催している毎月第四土曜日の読み聞かせ
が紹介されています。

第三文明社さんと特別につながりがあるわけではないの
ですが、このように取り上げていただいてありがたいです。
業界では著名なくすみ書房さんと並べていただいている
のも大変光栄です。

児童教育の専門家や著名人が、子供向けの本を
推薦しています。「いないいないばあ」や「おしいれの
ぼうけん」など私にとっても思い出深い本がたくさん
紹介されています。
「こどもにどんな本を読ませたらいいかわからない」
という方は、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

発行所 第三文明社
毎月10日発売
特別定価:390円

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2007年06月10日

『カシオペアの丘で』重松清

北海道にある、かつて炭鉱で栄えた町、北都。そこに
トシ、シュン、ミッチョ、ユウの、4人の幼馴染がいた。
小学生四年生までは仲のよい4人だったが、運命の
糸は彼らをそれぞれ違った道へ導いていく。町を去って
札幌に行く者。東京に行く者。また、町に残るしか選択
肢のなかった者。
しかし、30代も終わりにさしかかって、ふたたび彼らは
北都の町を舞台にめぐり合う。それぞれの過去をかかえ
ながら。

「流星ワゴン」と同様、この物語にも父と子が出てきます。
自分に子供ができてから、この手の話にはめっきり弱く
なりました。

だれかを傷つけてしまった過去は取り消すことはできない。
しかし、人は必ず過ちを犯すものであり、その過ちを必死で
ゆるしてもらおうとする姿こそ、人間らしいのだと教えられました。

出版社 講談社
著 者 重松清
税込価格 1,575円(本体1,500円+税)

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2007年06月07日

ウェブ新時代の「口コミ」戦略

これまで実体のないもののようにとらえられてきた口コミが、
今次第に定量化され、制御する対象となりつつある。
本書でもkizasi.jpが取り上げられているが、ブログ解析の
サイトを見ると、人々の関心の度合いが即座にグラフ化されて
そら恐ろしいくらいだ。

日々襟を正してお客様と向き合わないと、すぐお客様に
見破られる時代になったようです。


出版社 PHP研究所
著 者 小池晋一
税込価格 756円(本体720円+税)

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2007年06月01日

『チェーザレ』 3巻 惣領冬美

『チェーザレ』最新刊です。コミックなのに「東京大学元総長
佐々木毅氏推薦」というギャップがいいです。
文字が多すぎるという批判があったのか、1・2巻よりアクション
シーンが多く読みやすいです。
一見学園もののようなストーリー展開ですが、フランス、スペイン、フィレンツェ
といったさまざまな勢力が跋扈する、当時のイタリアの様子がよく現れています。

出版社 講談社
著 者 惣領冬実
税込価格 780円(本体743円+税)

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