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2007年07月29日

金瓶梅 上

子供のころ岩波少年文庫で「三国志」「西遊記」「水滸伝」を読み、
中国四大奇書のうちのもうひとつである「金瓶梅」も読みたいと
思ったのですが、岩波少年文庫には入っておらず、なぜだろうと
思ったものでした。

もちろん、少年に読ませられる内容ではありません。

ウチのお店で平台で展開されていたのでつい買ってしまったの
ですが、ふと正気に返って、これを電車の中で読むのはちょっと
恥ずかしいなぁ。どうしようととまどっていたところ、親切にもきわどい
描写の箇所には上部に線がひいてあるので、まあ人の読んでいる
本をそんなにじろじろ見る人もいないだろうと、線がひいてあるところを
飛ばしながら読みました。

つまらない人間なのにけっこうお金に余裕がある西門慶が、
潘金連をはじめ、何人もの女たちと繰り広げる愛憎の物語。
気づかされたのは、当時の中国は結構女性が強いということ。
婿をとったり、経済的に自立した女性もいれば、離婚再婚も
自由です。まあ、全部の女性がその権利を有しているわけでは
ありませんが。

さて主人公の西門慶は苗字が「西門」ですが、「花より男子」に
出てくるちょっとプレイボーイ役のF4のメンバーの苗字も「西門」
でした。偶然の一致としてはおもしろいです。

出版社 徳間書店
著 者 笑笑生 土屋英明
税込価格 1,000円(本体952円+税)

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2007年07月23日

誰も知らなかったケータイ世代

最近の若者はパソコンを使わない・・・
10代の若者は高価なパソコンを持っていないので、ケータイ
からインターネットにアクセスをする。ケータイしか使わない
ヒトビトが確実に存在し、増加している、ということです。
最近はケータイのパケット通信料も定額サービスなので、
動画もおかまいなし、だそうです。

パソコンは一家に一台なので、友達や恋人とのコミュニケーション
には不向きということでしょうか。ある知り合いの女性がミクシィを
閲覧から書き込みまですべてケータイでやる、というのでびっくり
したことがあるのですが、30代や40代でも、パソコンよりも
ケータイが主なコミュニケーションの手段だ、という人は多いように
実感しています。

これからは企業もケータイサイトを初めとするケータイ端末向けの
プロモーションをしっかり考えないといけないようです。

出版社 東洋経済新報社
著 者 市川茂浩
税込価格 1,575円(本体1,500円+税)

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2007年07月22日

不動産業ほど面白い仕事はない

新聞広告を見て購入したのですが、不動産業の
ノウハウが書いてあるのは最初の章だけで、あとは著者の
エッセイをエンエン読まされます。
とはいえ、エッセイの中にも不動産業のエッセンスが
ちらほら。
中国人に対して好意的に書いてあるのが、個人的には
好感。こんな人が増えてくれば留学生も困らないのにね。

出版社 週刊住宅新聞社
著 者 大江隆司
税込価格 1,260円(本体1,200円+税)

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2007年07月17日

クーリエ・ジャポン

「不都合な真実」を見て、「やっぱりエコやらなきゃ」と
使命感を抱いている方は少なくないかと思います。
しかし、ゴミの分別をしたり、マイバッグを持ったり、
ちまたで言われているエコな活動が、果たして
本当に地球の環境保全に役立っているのか、
一度冷静になって考える必要があるかも知れません。
ライブコンサートから結婚式まで、なんでもかんでも
「エコ」を頭につけると商品価値が上がる時代。
今月のクーリエ・ジャポンの特集「エコブームは地球を
冷やせるか」は、エコノミストやフィナンシャルタイムズなど
イギリスのメディアに集中していますが、加熱するエコロジー
ブームを現実的な観点から見直す記事が多数掲載されています。

五つ星ホテルはおろか、七つ星まであるという憧れの地、
ドバイ。ここに赴任となる日本人が増えている、というのは
うらやましい話ですが、現地になじめず、ゴルフやDVD鑑賞
しかしていないそうです。なんとももったいない話。

ベルリンの壁崩壊から18年。「世界の壁」特集では
パレスティナから北朝鮮、スペインまで、未だ残る世界の壁を
写真と共に追いかけています。

講談社
毎月第1木曜日発売
定価:580円

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2007年07月11日

「世界征服」は可能か?

くだらない内容と分かっていながらこの手の本には弱くて、
ついつい買ってしまいました。
アニメや特撮ものの世界では決まって悪者は世界制服を
狙うものですが、いったい「世界征服」とはなにか、まじめに
論じてます。いかに世界征服が割りにあわない事業か説明
されると、幼いころの夢(?)を壊された気になります。
ヨミさますごろくやモンゴル帝国の版図など、くだらなさに
輪をかけています。

著者はガイナックスやダイコンフィルムの岡田斗司夫氏。
愛國戰隊大日本の主題歌は秀逸でした。

出版社 筑摩書房
著 者 岡田斗司夫
税込価格 798円(本体760円+税)

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2007年07月07日

『第三の時効』 横山秀夫

とにかく読んでいただきたい一冊です。これまでの警察ものとまったく
ちがった構成の緻密さ、刑事たちのキャラクターの強さ、スピード感、
どれをとっても傑作です。読んでいて、これだけ続きが気になる小説も
久しぶりです。いつも電車に乗りながら本を読んでいるのですが、
「え、こんな中途半端なところなのに、もう降りなきゃならないの?」
と何度も思いました。

短編集なのですが、舞台や登場人物も共通していて、話も多少つながった
ところがあって「この刑事がこんなにいやなヤツなのは、過去にこんな事件が
あったからなのか」と納得できるようになってます。
ただ、登場人物が男性ばかりなので、女性の方には共感できないところも
あるかもしれません。
それでも、読んでいただきたい1冊です。

出版社 集英社
著 者 横山秀夫
税込価格 660円(本体629円+税)

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2007年07月03日

フラット化する世界

アメリカの人々の「仕事」がインドに流出している・・・。

アメリカの会社がインドにコールセンターを置いたり、
ソフトウェアの開発をアウトソーシングしたりという
話はお聞きになったことがあるかもしれません。

インターネットの発達や通信費の定額・低料金化で
地球の裏側の相手とも簡単にコミュニケーションが
取れるようになったことと、共産圏が崩壊して、これ
まで市場経済に参加していなかった中国やインドが
新たな競争者になったことで、世界のビジネスが
一変してしまうそうです。

私は世界を相手にビジネスしているわけではないから
関係ない、と思わないでください。今、砂糖や油、サケや
マグロといった魚介類が値上がりしているのも、「世界の
フラット化」の流れと無関係ではありません。

戸川純の「隣のインド人」、という歌が昔ありましたが、
隣の日本人より遠くのインド人のほうが信頼できる、
という時代が目の前に迫っています。

原題は"World is flat"。このシャレが日本語に訳すと
伝えられなくなってしまうのが残念です。

出版社 日本経済新聞出版社
著 者 トマス・L.フリードマン 伏見威蕃
税込価格 1,995円(本体1,900円+税)

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