金瓶梅 上
子供のころ岩波少年文庫で「三国志」「西遊記」「水滸伝」を読み、
中国四大奇書のうちのもうひとつである「金瓶梅」も読みたいと
思ったのですが、岩波少年文庫には入っておらず、なぜだろうと
思ったものでした。
もちろん、少年に読ませられる内容ではありません。
ウチのお店で平台で展開されていたのでつい買ってしまったの
ですが、ふと正気に返って、これを電車の中で読むのはちょっと
恥ずかしいなぁ。どうしようととまどっていたところ、親切にもきわどい
描写の箇所には上部に線がひいてあるので、まあ人の読んでいる
本をそんなにじろじろ見る人もいないだろうと、線がひいてあるところを
飛ばしながら読みました。
つまらない人間なのにけっこうお金に余裕がある西門慶が、
潘金連をはじめ、何人もの女たちと繰り広げる愛憎の物語。
気づかされたのは、当時の中国は結構女性が強いということ。
婿をとったり、経済的に自立した女性もいれば、離婚再婚も
自由です。まあ、全部の女性がその権利を有しているわけでは
ありませんが。
さて主人公の西門慶は苗字が「西門」ですが、「花より男子」に
出てくるちょっとプレイボーイ役のF4のメンバーの苗字も「西門」
でした。偶然の一致としてはおもしろいです。
出版社 徳間書店
著 者 笑笑生 土屋英明
税込価格 1,000円(本体952円+税)

