満州事変から日中戦争へ
日本はなぜ勝ち目の無い太平洋戦争を始めてしまったのか。
その始まりは満州事変と、盧溝橋事件に始まる日中戦争に
ある。しかし、満州事変も日中戦争も、宣戦布告も無ければ
明確な主役もいない。戦争の目的もわからないまま、戦火は
拡大していった。
軍部や一部の政治家の責任にもできない。一般の国民も
大多数が戦争への流れを支持していたのだから。
普通選挙も導入され民主政治が成熟したはずの日本で
なぜ危機を叫ぶ声がかき消されたのか。
ひょっとしたら現代にも再び同じ愚行が繰り返されるかも
知れません。満州事変から日中戦争までの流れを、
当時の政治家、軍人、市井の人が何を考えていたか
精緻な資料でなぞりながら、読み解いていく本です。

