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2008年03月31日

ケースで学ぶマーケティングの教科書

マーケティングといえば、4Pとかアイドマなんて言葉がかならず
出てきたものですが、インターネット時代ともなれば、マーケティングも
変化して当然でしょう。最近は店頭で見た商品をすぐ買ったりせず、
ネットで調べてから買う人が増えているのではないでしょうか。

この本はマーケティングの基本理念はしっかり押さえながら、インター
ネット時代の変化にも対応した内容となっています。また、「ビリーズ・
ブートキャンプ」や「ヘルシア緑茶」など、身近なマーケティングの成功例を
あげて理念を説明しているので理解しやすいと思います。

「R25」の最大の成功要因とはなんでしょう。タダだったから?記事が
おもしろいから?それを知りたい方はぜひ一度この本を開いてみてください。

著者: 岡本泰治 /西田徹
出版社: 秀和システム
サイズ: 単行本
ページ数: 117p
発行年月: 2008年03月


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2008年03月28日

神を見た犬

ブッツァーティはイタリアの現代作家ですが、この『神を見た犬』は
幻想小説の短編集になっています。
ちょっと星新一を思い出させる作風ですが、もう少し人間の心の
奥底に踏み込んだ小説です。

ある男が病院に入院する。その病院は7階建てで、階が下になるに
つれて、病状の重い患者が入院する仕組みになっていた。男は
最初7階に入院するが、ベッドが足りないとか、治療の機械がないとか
いろいろ理由をつけられながら、徐々に下の階に移されていく。

以上が『七階』のあらすじですが、他にも惹き込まれる作品が数多く
収録されています。


著者: ディーノ・ブッツァーティ /関口英子
出版社: 光文社
サイズ: 文庫
ページ数: 402p
発行年月: 2007年04月


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2008年03月17日

『生命文明の世紀』 安田喜憲

若い人たちの間で経済成長が必ずしも善では
ないという考え方が共有されつつあるそうです。

温暖化がこれだけ実感されていながら、我々の
周りでは加速度的に大量のエネルギーが消費
されています。自動的につく電気に自動的に
動く便座。ここまで必要なのでしょうか。

この本のテーマは物質文明から生命文明への
転換です。日本にはもともとあった生命や自然を
尊重する文明があったことを、我々は知るべきだ
と思います。

著者: 安田喜憲
出版社: 第三文明社
サイズ: 新書
ページ数: 205p
発行年月: 2008年02月


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2008年03月12日

クーリエ・ジャポン

バグダッドでは今でも戦争が続いている。その中で
”戦場通訳”をなりわいとしている男がいる。彼は
毎日何十人もの人に会うが、決して自分の顔を人に
見せることはしない。自らを「裏切り者」と名乗る彼の
苦悩はいかばかりのものか。

上記”バグダッドの日常”特集のほかに、今号の白眉は
世界報道写真賞特集である。写真の持つメッセージ性を
まざまざと見せ付けられる。

モルディブといえば人気の観光スポットだが、そこで30年
もの長きに渡って独裁政治がひかれているのをご存知だ
ろうか。息子や兄弟を警察に殺されても、抗議できない
市井の人々の苦悩が青い海の影にひそんでいる。

今号も興味深い特集が盛りだくさんである。恒例の美人
フォトの一押しは32ページダーシャ・ジューコワか。

出版社: 講談社
発売日: 2008年03月10日
サイズ: A4


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2008年03月04日

黙読の山

著者は詩人ですが、エッセイなので特に詩に造詣の
ない私のようなものにも楽しく読める本です。
普通の人が読まないような本についての寸評も語られ、
氏のなみなみならぬ読書量をうかがわせます。

「コゼットは小雪」の章では外国の作品が訳によって
いかに趣を変えるかについて述べられていて、例として
レ・ミゼラブル』が出てきます。明治36年の黒岩涙香
訳の『噫無情』ではジャン・バルジャンは戎瓦戎(ぢゃん
・ばるぢゃん)、コゼットは小雪となります。セリフの言い
回しもかくのごとく名調子です。

『シテお前の名は何と云ふ』此様にせられても小雪は
更に恐れを感ぜぬ『ハイ私の名は小雪』『エ、エ、エ、
小雪』と老人は叫んだ、・・・

もうそのまま歌舞伎の舞台にしてほしいくらいです。

私はこれまで"Les miserables" という題を「あヽ無情」と翻訳
したのは、語学の知識の乏しい明治時代の日本人の誤訳だ
と教わりましたが、とんでもない。実は言葉を超越した意訳で
あることがよくわかりました。

別の章ではイタリアの作家ブッツァーティが紹介されています。
おもしろそうなので今度読んでみようと思います。

著者: 荒川洋治
出版社: みすず書房
サイズ: 単行本
ページ数: 235p
発行年月: 2007年07月


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