『玄冶店の女』 宇江佐真理
日本橋に玄冶店(げんやだな)と呼ばれる路地があり、
元花魁のお玉は小間物屋をしてそこに暮らしていた。
身請けされた旦那からは縁切りをされ、自分の力で
なんとか生活の道を切り開くお玉。玄冶店の周りには
彼女の他にもたくましく生きている女たちがいた。
彼女たちの友情や恋愛、家族への情愛など江戸の人情に
あふれる短編集です。
「おトミさん」の最後の一節に出てくる「エッサホー、
玄冶店」の意味は私にとって長い間意味不明の言葉
でした。路地の名前だったんですね。
やたらと銭湯の場面が出てきて主人公たちが本音で語る
重要なポイントになっています。これでは映像化は困難
でしょうか。

