瀬島龍三 参謀の昭和史
『不毛地帯』のドラマを見ているうちに、
主人公の壱岐のモデルになったという
瀬島龍三に興味が湧き、読んでみました。
著者の保坂氏は瀬島龍三にやや批判的で
参謀本部にいた人間として、なぜあの戦争に
日本は負けたのか、しっかり語るべきだと
指摘しているが、あの激動の時代に
うまく時流を捕らえて転進するさまは
サクセスストーリーとして面白い。
陸軍参謀本部からシベリア抑留を経て商社に移り、
最後には中曽根内閣で第二臨調の委員として
国家の変革に関わるという人生は、あこがれる
部分もある。
結局小説は小説として、事実は事実として
楽しむのがよいようである。

