恒大危機と中国語

恒大危機の記事を見ていたら、見慣れない単語を見つけました。

烫手山芋

「山芋」はヤマイモです。「烫手」は手がやけどしそうなくらい熱いということで、誰も手をつけたくないような問題、ということです。莫大な負債を抱えて経営不振に陥った恒大は、まさに「烫手山芋」です。

保交楼

建物の名前か?と思うような字面ですが、「保证交付楼房」の略です。「マンションを引き渡すことを保証する」ということで、恒大からマンションを買った人が、無事にマンションの引き渡しを受けることを保証するという意味です。中国ではマンションがまだ立つ前から販売されることがよくあり、もし恒大からマンションを買って、まだ建設される前に 恒大 が破綻してしまうと、買った人は何も手に入れることができなくなります。そうならないようにするため、市や県などの地方政府が資金援助をするという話です。