宏光mini EV

中国は日本よりも電気自動車の普及が圧倒的に進んでいて、ここでも日本企業がおいて行かれるかと危機感を感じます。昨年2020年7月に発売された、五菱宏光(ウーリンホングァン)の宏光mini EVは、2.88万元(約44万円)という低価格で、すでに年産40万台規模ということです。中国産だから安かろう悪かろうか、と言えば、日本の車専門雑誌のベストカーの記事を見ると、かなり実用的であることがわかります。トヨタのC+pod(シーポッド)は171万円なのに、スペックは宏光miniが上回っているということですから、自動車業界に大きな地殻変動が起こっていることは間違いありません。中国の電気自動車市場はテスラがシェア1位で、その後を中国国産の蔚来(ウェイライ)、理想(リーシャン)が追いかける構図でしたが、宏光miniはテスラを追い抜く勢いです。さらに携帯電話大手の华为(ファーウェイ)も電気自動車を発表し、今月開催されている上海モーターショーの話題をさらいました。中国の地方政府も電気自動車への投資に積極的で、これからどの会社が覇権を握るのか、予断を許さない状況です。

中国でテスラ超えの大ヒット! 激安EV「宏光ミニ」をなぜ日本メーカーは作れないのか!? - 自動車情報誌「ベストカー」 (bestcarweb.jp)