超級な車の買い方

先日「アフターデジタル」の記事を上げて、中国の小売業はネットとリアルの違いをすでに意識していないという話をいたしましたが、その象徴的な店舗をご紹介します。巨大な猫の看板に車がいくつも収納された建物。あまりに巨大すぎて、車がトミカのように見えます。これはアリババが作った、車を試乗するための店舗で、天猫 超级试驾(ティエンマオ ジャオジーシージアー)と言います。なぜ猫の看板なのかと言えば、アリババの運営するECサイトが天猫という名前だからです。3日間の試乗で3000円ほどかかりますが、キャンペーンで無料になるそうです。壮大なビジュアルは心惹かれますが、残念ながらこの記事は2018年のもので、その後新しいニュースがないところを見ると、この試みはあまりうまくいかなかったようです。失敗する可能性があってもとりあえずやってみる、という点はいかにも中国らしいです。