中国版ChatGPT

ChatGPTというOpen AIが開発したチャットポットが話題になっています。さっそくアカウントを作って試してみたのですが、たいていの質問に対して、まるで人間が書いているかのように流暢な言葉で回答してくれます。日本語にも対応しているので、「最近人気のある小説は?」「同性婚は合法化すべきか?」など、思いつくままに質問してみると、丁寧な日本語でそつのない答えを返してきます。プログラミングや小説、音楽も作れるというから、驚きです。

中国のネット検索大手の百度(バイドゥー)が、2月7日にChatGPTを開発していると発表しました。その名も「文心一言(ウェンシン イーイェン)」。3月に社内テストの結果を公開すると発表しただけで、百度の株価は15%ほど上昇し、1年ぶりの高値を更新しました。

まだ製品の品質も明らかになっていないのに株価が上昇するのは、ちょっと期待先行しすぎの気もしますが、中国版ChatGTPがどのくらいのレベルになるかは興味があるところです。文心一言の英語名はERNIE BOTというそうですが、文心一言の名前の方が文化的な響きを感じがして、私は好きです。