中国のロボット犬

中国のロボット犬が注目を集めています。杭州にある 宇树科技(英語名Unitree ユーシュー カージー)が開発したロボット犬は、2000ドルです。ソフトバンクが傘下に収めるアメリカのボストン・ダイナミックスのロボット犬は7万4500ドルですので、30分の1の価格です。

こちらの動画で宇树科技のロボット犬の機能を紹介しています。動きは機敏でバク転ができて、機能が劣っているようには見えません。外観や動きはそっくりで、ボストン・ロボティックスのパクリと言えますが、価格が安いことで、中小企業や個人で購入することもでき、用途も広がりそうです。山登りの時に重い荷物を人間の代わりに運んだり、火事の時に人が入っていけない危険なところに入って、火の様子を中継することもできます。

残念ながらホンダのアシモは開発終了となってしまいましたが、今のところ4本足ロボットの方が2本足ロボットより実用性がありそうです。走る速度も速く、安定して、車では走行が難しい山道や段差を移動できるのが強みになると思います。ちなみにロボット犬は中国語では机器狗(ジーチーゴウ)。机器猫(ジーチーマオ)は文字通り訳せばロボット猫ですが、一般的には「ドラえもん」のことを指します。