恐龙扛狼

処理水の問題で日中関係が緊張しているので、気が抜けるような投稿をひとつ。

恐龙扛狼(コンロンカンラン)という曲がいま中国で大バズりしています。雲南省の女性がアップしたショート動画が元ですが、オペラ風に歌う人や、恐竜の着ぐるみを着る人、欧米人まで参加して、ネット上はお祭り状態になっています。

2000年に流行った、香港の郑秀文(鄭秀文)という歌手の「眉飞色舞(メイフェイ サーウー)」という、アップテンポで乗りのいい曲があるのですが、それを雲南の女性が道ばたで歌って、イントロの部分に適当な歌詞をつけたのが、なぜかバズってしまったということです。歌詞の内容はというと

我没K! 我没K!  (ウォー メイ ケー)

私はKを持ってない。

布噜Biu 布噜Biu 布噜Biu 布噜Biu (ブルビウ)

ブルビウ(意味はなし)

恐龙扛狼扛狼扛!恐龙扛狼扛狼扛! (コンロンカンランカンランカン)

恐竜がオオカミを背負う

このように、まったく意味はありません。なんとなく歌詞の響きがいいので、耳に残ります。中国のネットでは「魔性洗脑」「 洗脑神曲」などと呼ばれていて、この替え歌を作った云南权妹(ユンナン チュエンメイ)は一躍有名人になりました。何が流行るかわかりませんが、ネットのおかげでその爆発力はすごいことになっています。